ヨガには、ヨーガスートラ という古い教典があります。
悟りに至るまでの教えを
八支則という8つのステップで解説していて、その一番はじめは
「ヤマ」という、日々の中でやってはいけないこと、
「ニヤマ」という、すすんですべきこと、が書かれています。
古い書物ですし、悟り、というと今の生活からはかけ離れたことのように
思えますが、ごく基本的な社会的心構えで
意識しているとすごく丁寧な暮らしになることばかりです。
そしてニヤマの一番最後が「イーシュヴァラプラニダーナ」
自分自身を捧げること。
自分の存在を知って、世の中、自然に全てを委ねる。
できることをやったら、結果に執着せず、あとは神に委ねること。
今回の高野山での合宿の
私のテーマがまさにこのイーシュヴァラプラニダーナでした。
そしてそれはひと月前のぎっくり腰からすでにはじまっていたようです。
最初はじたばたしたり、悲しんだりしましたが、
あ、もうこれは痛みもすべて受け入れて、
今の自分でできる範囲で目一杯やれることだけやろう、と
腹を括って、そのことを師匠に告げたところ、
「うん、そうねえ。
イーシュヴァラプラニダーナで、天にゆだねるのがいいかも。」
とのお言葉。
あ、これが イーシュヴァラプラニダーナなのね。
高野山の三日間、アンドレ先生からも何度もこの言葉を聞きました。
捧げる気持ち、他を思う気持ちでヨガをしなさい。
自分の頭で作り上げたイメージで自分を縛り付けず、
大きなものに委ねなさい。
実践していきたいと思います。
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